代表あいさつ

TCBT・代表の新明一星です。

私が心に興味を持ったのは、見知らぬ土地に移り住んだ18歳の時でした。「自分が嫌い」、「そもそも自分が誰なのかよくわからない」という虚無感を強く感じ、自己探求の旅が始まったのでした。そのようなきっかけで、心理学の道に進み、同じように葛藤し探究してきた心理療法家と出会うに至りました。結局のところ、自分を知る最大の方法は、自分を人に見せ、自分がどう見えているかを教えてもらうしか方法はありません。どんなに本を読んでも、基本原則はわかりますが、自分の心は見えません。

私が心理療法を行うようになってから10年近くが経とうとしています。実に多くの方の悩みを聞いてきました。その中でも、悩みの多くは、「自分が誰なのか」が見えなくなる時に生じることを知りました。自分が誰かわからないから、本来の自分の許容を超えて努力したり、自分に向いていないことを続けてしまいます。本来の自分でない生き方には無理が生じます。その無理が、うつ病、不安障害、痛みや緊張など身体的苦痛として表出することがあるのです。

私たちの社会が今あるのは、戦後の焼け野原から復興するべく、多くの人たちが身を粉にしてきたからです。結果として日本は経済的に大きく成長し、豊になりました。でも、その中で、自分の心をどこか置き去りにしてきたように思います。その証拠に、情報や物は溢れかえっているのに、私たちは何か満足できない感覚を覚えるのです。「本当に今のままでいいのか?」、「そもそも自分は何を求めているのか?」と考え、何かに没頭しても答えは見えてきません。

私たちが自分を知るには、人が必要です。何かを感じ、表現し、それを聞く人たちの言動や違いを見て、自分を知るのです。そういったやりとりは当たり前であるはずなのに、自分を語れる場所を探し始めるとなかなか見つからないのです。

カウンセリングは、自分を知る一つのツールです。自分自身の心を見れるようになっていくと、人の心も見れるようになります。そうすると、感情を上手に沈めることができるようになり、自分の人生を選ぶことができるようになります。私たちは、自分を写してくれる鏡が必要です。ぜひ、あなたにとっての良い鏡と出会っていただきたいと思います。それが自分の人生を生きるステップになります。

プロフィール

  • 臨床心理士、公認心理師、医科学博士
  • 1975年、横浜生まれ
  • Beck Institute, CBT for Depression and Anxiety Level I workshop 修了
  • 厚生労働省認知行動療法研修修了
  • 強迫症の曝露反応妨害法(論文)、パーキンソン病(神経難病)のうつ、不安に対する認知行動療法(論文)、ジストニア 、発声障害の会話療法の研究に従事
  • 特定非営利NPO法人 OCD-Japan スタッフ(TCBTは独立したオフィスです)
  • 武蔵野大学、山梨大学英和大学、人間総合科学大学にて非常勤講師
  • エレクトリックベース歴:18年

学歴・職歴

  • 新潟聖書学院(1997)
  • Temple University. 心理学部卒業 (2006)
  • 駿河台大学大学院 心理学研究科臨床心理学専攻修了 (2011)
  • 山梨大学大学院 医学工学教育総合部博士課程修了 (2015)
  • 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター (2013-2017)
  • TCBTカウンセリングオフィス(2018−)
  • 東京都公立学校スクールカウンセラー(2019−)

論文(英語)

  1. Kobayashi K, Sakamoto T, Kazushi M, Shinmei I, Mukai Y, Takahashi Y, Horikoshi M. A pilot study on efficacy and tolerability of cognitive behavioral therapy (CBT-FD) for Japanese patients with focal dystonia. Neurol Clin Neurosci. 2019;00:1–12.
  2. Kokubo N, Yokoi Y, Saitoh Y, Murata M, Maruo K, Takebayashi Y, Shinmei I, Yoshimoto S, Horikoshi M. A new device-aided cognitive function test, User eXperience-Trail Making Test (UX-TMT), sensitively detects neuropsychological performance in patients with dementia and Parkinson’s disease. BMC Psychiatry. 2018;18(1):220.
  3. Shinmei, I, Kanie, A, Kobayashi, Y, Nakayama, N, Takagishi, Y, Iijima, S, Takebayashi, Y, Horikoshi, M. Pilot study of exposure and response prevention for Japanese patients with obsessive-compulsive disorder. Journal of Obsessive-Compulsive and Related Disorders. 2017; 19: 26
  4. Kobayashi, Y, Matsunaga, H, Nakao, T, Kudo, Y, Sakakibara, E, Kanie, A, Nakayama, N, Shinmei, I, Horikoshi, M. The Japanese version of the Family Accommodation Scale for Obsessive-Compulsive Disorder: Psychometric properties and factor analysis. Journal of Obsessive-Compulsive and Related Disorders. 2017; 27: 33
  5. Watanabe, N, Furukawa, T. A, Horikoshi, M, Katsuki, F, Narisawa, T, Kumachi, M, Oe, Y, Shinmei, I, Noguchi, H, Hamazaki, K, Matsuoka, Y. A mindfulness-based stress management program and treatment with omega-3 fatty acids to maintain a healthy mental state in hospital nurses (Happy Nurse Project): study protocol for a randomized controlled trial. Trials. 2015;16:36.
  6. Somemura H, Sasaki N, Horikoshi M, Shinmei I, Nakamura S, Yamamoto M, Kimura R, Isojima M, Takano T, Tanaka K:Effects of Brief Communication Skills Training Workshop on Improving Worker’s Communication Behavior: A Randomized Controlled Traial, Jornal of Community Medicine & Health Education, 2015.5:6
  7. Shinmei, I, Kobayashi, K, Oe, Y, Takagishi, Y, Kanie, A, Ito, M, Takebayashi, Y, Murata, M, Horikoshi, M, Dobkin, R. D. Cognitive behavioral therapy for depression in Japanese Parkinson’s disease patients: a pilot study. Neuropsychiatric disease and treatment. 2016;12:1319-1331.
  8. Sasaki, N, Somemura, H, Nakamura, S, Yamamoto, M, Isojima, M, Shinmei, I, Horikoshi, M, Tanaka, K. Effects of Brief Communication Skills Training for Workers Based on the Principles of Cognitive Behavioral Therapy: A Randomized Controlled Trial. Journal of occupational and environmental medicine. 2017;59(1):61-66.

論文(日本語)

  1. 認知行動療法が現代医療で果たす役割. 大野裕, 堀越勝, 新明一星, 藤澤大介. 臨床心理学 第13巻第2号, 2013.
  2. うつ病パーフェクトガイド. 掘越勝, 新明一星. 調剤と情報. Vol.19, No.10, 2013.
  3. パーキンソン病の認知行動療法. 堀越勝, 新明一星. Progress in medicine 第2号. Vol.34 No.2, 2014.

書籍

  1. 対人援助のプロセスとスキル: 関係性を通した心の支援 Lawrence M. Brammer, Ginger MacDonald著. 堀越 勝・大江悠樹・新明一星・藤原健志 金子書房, 2011.
  2. 曖昧な喪失とトラウマからの回復 行方不明者家族へのケア. Loss, Trauma, and Resilience Pauline Boss. 中島聡美監訳. 誠信書房, 2015,
  3. 支持的精神療法. Introduction to supportive therapy, Arnold Winston. 医学書院, 大野裕監訳, 2015.
  4. 慢性疾患の認知行動療法 アドヒアランスとうつへのアプローチ セラピストガイド. Jeffery S. Gonzalez, Nafisseh Soroudi著, 堀越勝, 安藤哲也監訳. 共訳: 新明一星. 診断と治療社, 2015.
  5. 看護師・コメディカルのための医療心理学入門. 野口普子編著, 新明一星. 金剛出版, 2016.
  6. PTGの可能性と課題. 宅香菜子編著, 伊藤正哉, 中島聡美, 新明一星. 金子出版, 2016.
  7. やさしいパーキンソン病の自己管理. 村田美穂編著, 新明一星, 堀越勝. 医療ジャーナル社, 2017.
  8. 家族と取り組む強迫性障害克服ブック. 蟹江絢子, 小林由季, 工藤由香, 新明一星. 金子書房, 2017.
  9. 神経難病リハビリテーション100の叡智 (NanーReha). 寄本 恵輔. gene-books, 2018.

講演実績(一部抜粋)

  1. 国立精神・神経医療研究センターのCBT症例. 平成25年度CBT-H講演. 北海道, 2013
  2. こころを理解して元気を保つ. 甲州市役所 メンタルヘルス研修. 山梨, 2014.
  3. 相談員のメンタルヘルス. 消費相談員研修専門講座研修. 国民生活相談センター. 千葉, 2014.
  4. 相談者心理の理解と相談員のメンタルヘルス. 消費相談員研修. 国民生活相談センター. 大阪, 2014.
  5. 大声を出す、怒鳴るなどする相談者への対処法. 消費相談員研修. 国民生活相談センター. 東京, 2015.
  6. こころを理解して悩み上手になろう. 大河原町町役場. 宮城県, 2015.
  7. 複雑性悲嘆の理解とその対応. 大阪府こころの健康総合センター. 大阪, 2015.
  8. 我慢しない!人間関係 ~コミュニケーションのコツ~. 文京区区役所. 東京, 2015.
  9. 強迫性障害を弱める家族の対応ポイント.大阪市立中央会館. 大阪, 2016.
  10. 子供の悲嘆について〜大切な人を失った子供への対応と働きかけについて〜. 埼玉県立精神保健福祉センター. 埼玉県, 2016.
  11. 対抗困難な事例への対応. 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター. 東京, 2016.
  12. メンタルヘルスケアと認知行動療法~ストレスと上手に付き合おう~(自殺対策講演会). 稲沢市勤労福祉会館. 愛知県, 2017.
  13. 自分も人も上手にケアしよう. 長浜市役所. 滋賀, 2017.
  14. 引きこもる家族との関わり方. 志木市健康増進センター. 埼玉, 2017.
  15. 行動医学. 心身健康倶楽部(パーソナルトレーニングジム). 東京, 2017.
  16. 相談員のメンタルヘルス. 栃木県消費生活相談員研修. 栃木, 2017.
  17. 多重債務問題に伴うメンタルヘルスの問題. 国民生活相談センター. 神奈川, 2017.
  18. メンタルヘルスと認知行動療法 ~こころに寄り添う対話術~. 稲沢市勤労福祉会館. 愛知県, 2018.
  19. 対応困難者に対するポイント-消費者心理を理解する. 国民生活相談センター. 神奈川, 2018.
  20. 消費者行政職員研修 職員講座. 国民生活相談センター. 徳島, 2018.
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