頼まれごとをしたり、誘われた時に、つい引き受けてしまったり、後から引き受けたことを後悔することはないだろうか?断ると、相手の気分を害することになるかもしれない。でも、後から断れなかった自分を責めたくなる人もいるだろう。
断る力を身につけるためには、
① 望んでいないという気持ちに気づく
② 頼まれた時、誘われた時に、①に気づく
③ 葛藤を乗り越えて、Noという決断をする
④ 状況や人に合わせて、言語化する
⑤ 相手が懇願する場合、拒絶する場合の対応
という課題をこなす必要がある。
断ることに慣れていない人、意見を言う習慣がない人には、自分の気持ちに気づきにくい。断りたい明確な理由がないと、何となく引き受けてしまうかもしれない。理性的に引き受けるべきか、メリットはどうかと深く考えると、自分がわからなくなってしまう。断った時の相手の反応や、今後の付き合いを考えすぎると、断りにくいだろう。お勧めすることは、リスクの少ないこと(おやつや食事の注文)決断の練習をすること。何かを選ぶ時に自分がどのような表情や態度をしているか周囲に聞いてみるのもよい。実際に断るようになると、罪悪感や恥の感覚が出てくることが多い。しばらくは後押しする人が必要となるだろう。将来的には、断っても大丈夫な人と親しくなるのが目標になる。