境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害

死にたい、消えたい気持ち

境界性パーソナリティ障害(BPD)を持つ人々は、自殺について考える人が少なくありません。対人関係での行き違いや、理解を得なかったと感じることで、強い不安や怒りが沸き起こるからです。切迫した感覚になり、体が先に動いてしまうという方がいます。ま...
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試し行動と愛情への不安

「相手はどれだけ自分を思っているのだろう?」――そんな疑問から、少しわがままを言ってみたり、相手を困らせてその反応を見たくなることがありませんか?このように、愛情を確かめるための行動がエスカレートしたものを「試し行動」と呼びます。特に境界性...
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不安の本質

不安の役割とは、① 不確定要素に対して緊張感をもたす② その場から逃げるか、問題を排除する③ 結果的に、生き延びることを可能にするという防衛本能的な役割がある。不安は、人間の欲求と行動に強く影響を与える。例えば、① 人から拒絶されて、不利に...
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自分がわからないときの心の整理法

「自分が誰かわからない」「自分が何を欲しているのかがわからない」——そんな感覚に悩むことはないでしょうか? このような時、言葉にできない空虚感や不安感が押し寄せてきます。自分の心が見えないと、人間関係や仕事、キャリアにおいても葛藤しやすくな...
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承認欲求

承認欲求に関しては、2種類の人がいるように思う。承認欲求の強い人、承認欲求を隠す人に分けることができるだろうか。承認は人にとって必要なものであるし、人を苦しめる要因のひとつでもある。承認されることによって、自分の行いが十分であることを知るこ...
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何を感じているのかわからない

先日、とある研修会に参加をしていたところ、参加者から「最近は感情がわからない若者が多い」というコメントを繰り返し聞いた。研修会の趣旨が、心を見渡す力についてであったこともある。私もカウンセリングをしていて、喜怒哀楽がなく、非常に淡々と話をす...
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依存症の理解とその克服法

特定の行動が習慣化し、それがないと強い不安や不快感が生じたり、過剰にのめり込むことを、依存症と呼んだり、嗜癖障害ということがあります。この習慣化が、どれだけ害のあるものであっても、時には個人にとっての生活の一部になり、やめることができなくな...
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自己主張するより我慢が楽

カウンセリンの中で、他人に気を遣ってしまい自己主張ができないという悩みを聞くことがある。精神科では社交不安症と呼ばれたり、最近ではHSPという言葉に置き換えられるだろうか。今回は、自己主張の難しさについて、いくつかの切り口で説明してみたい。...
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境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害とは、見捨てられ不安、自傷行為、物質乱用、感情制御の困難さ、暴力、不安定な自己像などを特徴としたパーソナリティとされています。DSM(米国精神医学会の診断マニュアル)の診断基準は、境界性パーソナリティ以外の人(双極性...